TOEIC500点以下の人は、まずひたすら単語を覚えることが重要ですが、単語を一通り覚えることができた人は、次にどのように勉強を進めていけばよいのでしょうか。
ズバリ、700点以上を目指している中級者の方の勉強は「TOEIC公式問題集をひたすらやり込むべし」です。
関連記事:【TOEIC500点以下の人へ】まず単語を覚える 単語学習におすすめの教材
なぜTOEIC教材なのか
TOEICとは、Test of English for International Communicationの略称で、日本語では、国際コミュニケーション英語能力テストとなります。英語を母語としない人を対象とした、英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験になります。
多くのグローバル企業がTOEICを採用の参考にしたり、会社によってはTOEICで一定点数をとることを管理職登用の条件としている場合もあります。
TOEICはリスニングとリーディングしかないことで、実際の英語運用能力を反映していないという意見もありますが、私はTOEICの内容を完全に網羅することがライティングやスピーキングの基礎力UPにも大きく寄与すると考えています。
なぜなら、このTOEICで取り上げられる問題には、普段のビジネスシーンでよく使われる表現がリスニング・リーディングともに多彩に盛り込まれているからです。
もちろん、ライティングやスピーキングをやってはいけないということではないですが、まずTOEICの教材をしっかりやった方が、これらの能力を効果的に伸ばせるという意味です。
おすすめTOEIC教材
TOEICの教材にはさまざまなものがありますが、私のおすすめは断然公式問題集です。
テストの形式が少しずつ変わってきているので、最新版に取り組むことがおすすめですが、過去のバージョンでも基礎的な英語力を高めるのに十分役立ちます。
なぜ公式問題集なのか?
英語力を上げるための教材は他にもたくさんあります。
しかし、TOEICの点数を上げるという点では、TOEIC本番さながらの音声・問題が収録されている公式問題集が最も優れた教材だからです。
また、Part3,4の音声やPart6,7の文章は丸暗記すれば、ビジネスでもそのまま使える内容でもあるので、英語の実践力という意味でも役立ちます。
もし、700点以上を目指していて、伸び悩んでいるなら、あれこれ教材に手を出しすぎかもしれません。
基礎的な単語を叩き込んだら、TOEIC公式問題集を丸暗記するくらいまでひたすらやり込むことをおすすめします。
教材をどのように使うのか?
まず時間を測って一通り解くことをおすすめします。自身の英語の実力を把握する意味もあります。一気に試験時間である2時間をとれない場合は、リスニングとリーディングで時間や日を分けて取り組んでもよいと思います。
次に、リスニング問題をひたすらシャドーイングします。
シャドーイングとは、音声が流れた後、数秒後に追いかけて同じ言葉を話すというものです。単に聞くよりも集中力が増すので、おすすめの方法です。
またシャドーイングをすることで、口も滑らかに動くようになるので、スピーキングの訓練にもなります。
どうしても聞き取りに難のあるパートは、聞いた言葉をひたすら書きとるディクテーションもおすすめです(ディクテーションは時間がかかるので、聞き取りにくい部分に絞ってやるのがおすすめです)。
もちろんわからない単語は全て調べておきましょう。
リーディング問題は、文章の意味がわかるようになるまで、何度も何度も繰り返し読みみ込んで、わからない単語も徹底的に調べ、文の構造(主語、動詞、目的語等)を完全に把握できるまでやり込みましょう。
これらを何度か繰り返し、もう一度通して問題を解いて一冊終えて、次の一冊にいくという感じです。
TOEICは何点くらいを目指すべきか
よく600点を目安にしているケースがあります。たしかに600点はある程度勉強していないと取れない点数ではありますが、ビジネスで使うには物足りない点数です。
では、ビジネスで使うには何点くらい必要か?
私は800点は欲しいところだと考えています。
700点前半くらいだとメールは問題ないでしょうが、会議やプレゼンになると苦しくなります。
800点をとった上で、何度かプレゼンの練習を積めば、プレゼンも何とかこなせるレベルにはできるようになります。
さらに英語力の伸びを加速させるには
初級者、中級者にとっては、800点はハードルの高い目標に見えますが、私は上記にあげた公式問題集を使った勉強を愚直に繰り返せば、確実に乗り越えられるハードルだと考えています。
しかし、さらに伸びを加速させて、より短期間で目標に到達させたいのであれば、英語を使う機会を増やすことが重要です。
特にTOEIC600点を超えたあたりから、英語を扱うキャパシティが増え始めて、英語が一気に伸びる時期になるからです。
そこで、600点を狙えるレベルになってきたら、学びを補完する意味で英会話レッスンに積極トライすることをおすすめします。
今だと、オンラインで安価に英会話を始められるので、いろいろ試してみて、自分の英語力UPを加速させてみましょう。
私もTOEIC600点前後のときから英会話を始めて、一気に英語力を伸ばしましたが、そのときに使ったのが、レアジョブ英会話とGABAです。
レアジョブ英会話ならスカイプを使って気軽に英会話レッスンを受けることができます。無料体験レッスンがあるので、そちらで感触を確かめてみてもよいでしょう。
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GABAなら対面マンツーマンでレベルに合わせて指導してくれるので、英語を使って伸ばしたい人にもおすすめできます。こちらも無料体験レッスンから始めることができます。
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まとめ
まず、TOEIC600点近辺の中級者の方は、公式問題集をしっかりやり込みましょう。その上で、そこに出てくる表現をいくつか暗記して、英会話で使い、脳に定着させるというプロセスを踏んでいくと、800点到達が見えてくるようになります。
なお、本ブログでは、英語力を仕事で使いながら伸ばしていく方法も提唱しています。もし、職場で英語を使える機会を見つけられたら、積極的に取りにいきましょう。