「中国の新幹線って便利になっていると聞くけど、現地でチケットを取るのはハードル高そう」
「日本から事前に予約できる方法はないの?」
こんな疑問をお持ちの方もいるかと思います。
この記事では、そんな方に向けて、中国の新幹線を日本から簡単に予約して乗れてしまう方法をお教えします。
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中国の新幹線 利便性
中国の新幹線は、2007年にCRHという日本の新幹線にそっくりの車両の導入からスタートしました。中国語では高鉄(ガオティエ)と呼びます。導入以降、中国全土で急速に高速鉄道網が発達しています。
その急ピッチな拡大がゆえに事故もありました。2011年に停電によって停止した先行車両に、後続車両が追突して脱線するという事故です。これはインフラというよりは、オペレーション上の理由による事故でしたが、この事故により開設当時は380Km/hのスピードで走っていましたが、今では最高時速は300Km/h以下に抑えられています。
私は2009年に初めて新幹線に乗って以来、今に至るまで出張時には頻繁に新幹線を利用しています。
中国の新幹線 使い道
近距離の都市間移動や、航空便のない場所、または少ない場所に行く際には、抜群の利便性を発揮します。たとえば上海から南京までは最短の列車だと1時間半程度で行くことができます。
航空便と競合する上海ー北京間でも4時間半でいけるので、前後の待ち時間など考えると、航空便よりも早く北京に到着できるようになっています。
中国の新幹線 チケットを現地で買う高いハードル
こんな便利な新幹線、外国人にとってのチケット購入のハードルが高いです。
- 窓口で並ぶ必要がある
- 中国語でやりとりする必要がある(英語はあまり期待できません)
経験の少ない外国人だと、現地でチケットを購入するのはほぼ不可能です。
しかし、日本で事前に予約して、窓口でチケットを受け取るだけにできれば便利だと思いませんか?
中国の新幹線 予約ならTrip.comのアプリ
そこで、私がおすすめするのは、新幹線のチケットを【Trip.com】で予約することです。
Trip.comは中国におけるホテルや列車の手配において強みのあるトラベルサイトです。
Trip.comなら、PCでもスマホでも簡単に新幹線の時間を検索して、予約することができます。
以下にスマホ版でのチケット予約から受け取りの方法を説明します。(PCでも予約は可能です、後ほどPC版のリンクをご紹介します)
ステップ1.アプリのダウンロード
まずは、アプリをダウンロードしましょう。
Trip.com (トリップドットコム) – 予約アプリ
Trip.com Travel Singapore Pte. Ltd.無料posted withアプリーチ
ステップ2.出発地、目的地、日付から検索
列車のボタンを押すと、以下のように出発地、目的地、日付を入力する画面が出てきます。ここで、希望の場所と日付を選択しましょう。
ステップ3.希望の列車を選択し、座席クラスを選ぶ
検索ボタンを押すと、以下左のように列車の候補一覧が出てきます。これを見ながら希望の列車を選択します。列車を選択すると、右のように座席クラスを選ぶボタンが出ます。
1等席は日本でいうグリーン車、2等席が日本でいう普通の指定席になります。ビジネスクラスはグリーン車よりさらに豪華な座席になっています。
ステップ4.乗客情報を入力して、確認ボタンを押す
座席クラスを選択すると、乗客の情報(名前とパスポート番号)と、メールアドレスと電話番号を入力できるようになります。(メールアドレス宛に6桁の認証番号が送られてくるので、それをアプリ上で入力します)
ステップ5.クレジットカード番号を入力して決済
確認ボタンを押したら、あとはクレジットカード番号を入れて決済完了すれば終了です。
ステップ6.予約確認画面からチケット番号を確認する
支払いが完了したら、My Tripから予約済みチケットを確認することができます。
ここで、チケット情報を選択すると、以下のようなチケット番号を見ることができます。
2019年12月現在、これ以降のプロセスは新しいものに変更になりました。
この番号が大事で、新幹線乗車当日に、チケット販売窓口で、この番号とパスポートを見せて、チケットを受け取る必要があります。
ちなみに、予約したチケットは、どこの駅窓口でも受け取り可能ですが、チケットの出発・到着とは無関係の駅で受け取りをすると手数料が必要になります。
以下の写真は上海虹橋駅のチケット売り場です。
日本人は有人窓口(左)でチケットを受け取る必要があります。自動発券機(右)は中国人の方しか使えません。
番号とパスポートを見せると、以下のようにチケットをもらえます。
朗報!(2019年12月9日追記)
中国での新幹線乗車がさらに便利になりました。
改札でパスポートを読み取り機に入れれば、通過できるようになりました。
2019年12月現在、上記のように窓口でチケットを入手する必要はありません。
窓口でチケットを取ることもできますが、チケットは領収書代わりにしかなりません。(Trip.comで予約していれば、サイト上で領収書を発行できるので、そもそも不要です。)
ネット上でも以下のような声が上がっています。
中国の新幹線
パスポートだけで乗れるようになってる!まじ助かる前まで外国人はチケットカウンターに並びパスポートを提示してチケット発券してた
チケットカウンターは毎度のこと長蛇の列だし
外国人が使えない自動発券機もある中
チケットカウンターに並ぶ中国の方たちは、、、お察しを pic.twitter.com/iONtEK1DMF— ヒロセ (@Seikotsu_is_Art) December 8, 2019
中国の新幹線はPCでも予約可能
以上、スマホアプリでの操作方法でしたが、もちろんPC版の【Trip.com】で予約することもできます。
操作画面に違いはありますが、基本的なフローはアプリ版と同じです。
Trip.comなら、新幹線のチケットとあわせて中国のホテルや航空券の予約もできるので、大変便利です。
これから中国に出張される方のご参考になれば幸いです。
中国出張に関するお役立ち情報を以下の記事にまとめているので、あわせてご覧ください。
海外出張全般に関するお役立ち準備情報をまとめた記事もあります。