ビジネス書

お金のことを勉強したい方におすすめの本6選

お金は生活に密着したとても大事であるものにもかかわらず、現代の学校教育の中でお金のことを学ぶ機会はほとんどありません。

社会人になってからもお金に関する勉強をしないまま仕事を続ける人も多いことでしょう。

では、お金のことを勉強するにはどうすればよいのか?

最も手っ取り早いのは、本を読んで勉強することです。

この記事では、おすすめのビジネス書の中から、お金のことを勉強できる本の中からおすすめの5選を紹介していきます。

漫画バビロン大富豪の教え

金融の起源と言われている古代バビロニアから伝わるお金に関する知恵を漫画としてまとめたものです。

本書は物語形式になっていて、武器職人の息子として生まれたバンシルが、あるいきさつから富豪に師事するようになり、お金のことを学んでいくところからスタートします。

その後、戦争により家族を失い、奴隷にまで身を落とすことになるものの、そこから必死に成り上がり、最後は王女として結婚して財を成してしまいます。

本書の最後でバンシルと富豪の家に生まれたハダンと会話するシーンがあり、そこでバンシルが言うことが、この本が言いたい「お金とは?」の答えなのでしょう。

ハダン「金さえあれば働く必要ないですよね?だって世間の多くの人は「働きたくないから」お金持ちを目指しているんでしょう? (中略) なぜバンシルさんはお金があるのに働くのですか?」

(中略)

バンシル「たとえば、刃物を一つ研ぐのでも、これで何を切るのか?料理に使うのか?戦いに使うのか?そういうことを想像しながらやっていく。するとどういうわけか武器は少しずつ売れ始める。なぜか分かるか?そういう思い出作られた物、こなされた作業は、お客さんにとってとても質のいいものになる。お客さんはそのことに対する「感謝」を「お金というものに形を変えて支払っているだけなんだ。」

その後にバンシルが出した結論は「お金はおまけ」です。

私たちは、目先のお金に目を奪われてしまいがちですが、お金よりもまず先に大事なこと、大事にしなければいけない姿勢を学ばせてくれる一冊です。

あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる

ホリエモンこと堀江貴文氏がこれまでの経験の中から感じたお金の使い方に対するスタンスを説いた本です。

タイトルがやや強烈ではありますが、金をむやみに貯めずに価値を感じるところに全力で投入しろというのが本書の趣旨です。

いくつか抜粋すると以下のようなことが書かれています。

5千円のうな重を食べる、それ自体が情報のシャワーだ。

ジムに行け (中略) 常人よりも優れた体力こそが、僕のコアバリュー

女の子とのデートも、大胆におごってやれ!と言いたい。中途半端な「多め出し」をするヤツは、モテないだけじゃなく、成功の積み重ねに失敗している

金で買える時間は全て買え (中略) 移動はまずタクシーを利用しよう。電車利用は、ナシだ。タクシーのなかでなら、スマホでニュースを読んだり、資料に目を通せる。商談もできる。疲れが溜まったときは仮眠も取れるのだ。

これ以外にもお金の話だけでなく、人生を最大限楽しむためのホリエモンなりのポリシーがまとめられた一冊です。

インベスターZ

企業経営者や金融関係者への取材を元に作られた投資を題材にした物語です。

学費タダの超進学校の高校にトップ成績で入学した主人公が、入学初日に強制的に入部を義務付けられたのが「投資部」。実はこの学校、投資部による資産運用により経費が賄われていたのです。

投資の素人である主人公は、投資部での活動を通じて、投資や市場経済を学んでいき、その才能を開花させていきます。

投資とは何か?を基礎から知りたい方にはおすすめしたいシリーズです。

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闇金ウシジマくん

闇金業「カウカウファイナンス」を営む丑島(ウシジマ)を主人公として、闇金からお金を借りる人たちの人間ドラマに迫った全46巻の漫画です。

作中の登場人物は、借金を繰り返す人がたくさん登場しますが、彼ら彼女らには以下のような共通点があります。

  • プライドが高く見栄っ張り
  • 長期的な視野がなく、目先の快楽におぼれてしまう
  • 現状の不遇を他責にして、自己の努力で改善しようとしない

逆に言うと、プライドを捨て、目先よりも長期的な視座を大事にして、自責で物事に取り組む姿勢が大事なのだということでしょう。

著者の取材に基づいたリアルな闇金の世界を擬似体験でき、お金に対するスタンスはもちろん人生に対するスタンスも考えさせられる漫画です。

作中の反面教師達から、お金や人生で転落しない方法を知りたい方におすすめのシリーズです。

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金持ち父さん貧乏父さん

こちらは、世界中の多くの人に読まれた大ベストセラーです。

初版は20年以上前の1997年ですが、お金の原理原則が余すところなく書かれていて、今でも多くの人から引用されている本です。

本書の画期的だった部分は以下の点だと思っています。

  • 弁護士や医師など高級取りであっても金持ちではない、つまり労働力を提供してお金を稼いでいる以上は金持ちにはならない(同じところをぐるぐる回るラットレースをしているに過ぎない)
  • バランスシート上の資産・負債ではなく、金を継続的に生み出すもの(お金がお金を生み出す投資)を資産、金が継続的に出ていくもの(車や自分が住む家)を負債として定義
  • 金持ちになるには、ラットレースを抜け出して資産を生み出すビジネスオーナーになるか投資家になるかしかない

本書では、ラットレースの抜け方として不動産投資やネットワークビジネスを勧めていますが、金を生み出す資産の作り方には他にもさまざまな手段があります。

お金が増える原理原則を知りたい方には、この1冊は必読書といえるでしょう。

金持ちになるための濃ゆい理論

サラリーマンから雇われ経営者を経て、独立して事業運営している経済評論家の上念氏が、金持ちになるために考えるべきことを記した本です。

上念氏は、上述「金持ちと父さん、貧乏父さん」に書かれていることを実践するだけで、金持ちになれて90%の悩みは解決可能としています。

その上で、豊かに生きるために残りの10%をどう考えるかということに言及しています。

地位財(社会的地位、モノなど)に執着して不幸になる金持ちがいる一方で、非地位財(健康、自主性、社会への帰属意識など)を得ることで幸せを感じられる金持ちもいる。

90%の悩みをお金で解決した後に、いかに残りの10%を非地位財で充実させるか、自身の体験談に基づいて持論を展開しています。

後半では、マスコミが流す情報との向き合い方にも言及。

お金の原理原則から、まわりに騙されてお金を無駄に消費しないことまでを総合的にまとめた一冊です。

以上6冊、ファイナンス知識の基礎を学びたい人に適した書籍の紹介でした。

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