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【おすすめビジネス小説】仕事で成果を出す考え方を学べる小説8選

仕事で成果を出す 考え方を学べる おすすめビジネス小説

ビジネス書のジャンルの中に、経済的なトピックや事象・事件を扱う経済小説と呼ばれるものがあります。

この記事では、おすすめのビジネス書の中からビジネスで成果を出す方法を学べる小説8冊を紹介していきます。

ビジネス小説のメリット・デメリット

経済小説のメリットは、以下の3つです。

  • 主人公の思考の変化を追体験しながら、ビジネスの知識を学べる。
  • ビジネス知識をどうやって実行に移せばよいかがわかる。
  • 登場人物に感情移入できるので、実用書に比べると飽きにくい。

これらのメリットは、実用書にはない魅力ではないでしょうか。

一方で、実用書にはあるのに、小説にはないデメリットもあります。

  • テーマに関して全ての内容を網羅できない。

小説という特徴からどうしても物語の中で取り上げられるテーマが限定的になってしまいますが、その部分は実用書で補えるので、大きなデメリットとは言えないでしょう。

おすすめのビジネス小説8選

ここからは、私がこれまで読んだ中で、おすすめできるビジネス小説を紹介していきます。

戦略プロフェッショナル シェア逆転の企業変革ドラマ

元ミスミグループ社長の三枝氏が書いた、企業変革を題材にしたドラマです。

三枝氏の実体験に基づいて、人間臭い部分をリアルに再現しながら戦略ノウハウを現場に適用していく様子描写しています。

本書で題材となっている医療機器販売会社は実在した会社がベースになっているそうです。

戦略立案における勘所を養えるだけでなく、関係者との利害調整のリアルを学ぶことができるので、戦略立案して実行する際に難所となるであろうステージの乗り切り方も疑似体験できるようになっています。

V字回復の経営

戦略プロフェッショナルと同様に元ミスミグループ社長の三枝氏によって書かれた小説です。

数々の経営コンサルティングの経験をもつ三枝氏が、多くのコンサルティング現場から抽出したエッセンスに基づいて描いた企業再生物語です。

この本に出てくる状況は、今の日本の企業、組織なら多かれ少なかれどこでも起こっている問題だと思いますが、本書はその問題を解決するためのひとつの道筋を与えてくれます。

場面の途中で筆者(三枝氏)による注釈が出てくる箇所がありますが、どれも耳の痛い指摘ばかりです。

事実を積み上げて現状分析をして戦略を作るもの難しいですが、本書はそれ以上に現場を納得させて、実行することがいかに難しいかを本示しています。

ザ・ファシリテーター

今まで一度も開発者を経験したことがない主人公の女性が、開発部門のトップに就任。

自分より年上の技術者達を束ねて目標に向かっていくという物語です。

設定がやや現実離れしている感はありますが、逆にこんな状況でも優れたリーダーシップとファシリテーション能力があれば、道を切り開いていけるということを教えてくれる一冊です。

慣れない仕事ながらも何とかしたいという思いを持った主人公に徐々に感情移入してしまう小説です。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

マネジメントに精通する経営学者ピーター・ドラッカーの書いた名著の1つが「マネジメント」です。

そんなドラッカーの名著を高校野球の女子マネージャーが読んだらどうなるのかという発想で書かれたのが本書です。

野球部という非営利団体の中で、顧客をどうやって定義するかという難問から始まり、顧客視点、組織の中にいる人の強みを生かすこと、そしてイノベーションをそれに伴う失敗の重要性について書かれています。

本書は「もしドラ」という名前で人気が出て、本書がきっかけになり、経営マネジメントの素人(主に女子高生や女子大生)が経営マネジメントの本を読む本が広く普及するようになりました。

破天荒フェニックス

30歳のデザイン会社の社長が倒産寸前のメガネ屋「オンデーズ」を買収して、再建していく物語です。

さまざまなピンチ、修羅場の連続の中、社長を始めとしたコアスタッフが障害・軋轢を乗り越えて見事に再生を果たしていきます。

手に汗握る展開の連続で、一度読み始めたら止まらなくなります。

本書はオンデーズ社長の田中氏の実体験に基づいて、小説用に物語をアレンジしたものですが、当時の社員はこのようなピンチの連続だったとは全く知らなかったそうです。

そういう意味で、経営の裏側にある人間模様を描いた貴重な1冊ではないでしょうか。

読み終わった後に、オンデーズのみんながこれだけ頑張ったのだから、自分も頑張れるはずという自信を与えてくれる一冊でもあります。

以下の記事でより詳細を紹介しています。

修羅場の連続「破天荒フェニックス」企業再生の現場を描写した物語・書評・要約この記事では、おすすめのビジネス書の中からおすすめの一冊を紹介します。 臨場感あふれる企業再生物語を描いた「破天荒フェニックス オ...

ザ・ゴール

イスラエルのエリヤフ・ゴールドラット博士が、自身の考えたTOC理論を描いた一冊です。

実はTOC理論は1984年に発表後、貿易摩擦が加速するという理由で2001年まで日本語への翻訳が許されてこなかったものです。

逆に言うと、それだけ普遍性の高い強力な理論であり、日本人が学ぶことで飛躍的な成長を遂げる理論とも言えます。

本書では、長引く採算悪化を理由に、突然、本社から工場閉鎖を告げられた機械メーカーの工場長アレックスを主人公として登場します。

閉鎖までに残された3ヶ月の間。

学生時代の恩師ジョナからTOC理論に基づいたアドバイスを受けながら、これまでの常識を覆す方法で再建に取り組んでいきます。

ザ・ゴールは、コミック版でも読むこともできます。

コミック版では、アレックスの代わりに日本人サラリーマン新城吾郎が工場再建へと挑みます。

大まかにTOC理論を把握したいと思うなら、こちらのコミック版の方がおすすめです。

>>その他のゴールドラットの本はこちらから

ザ・ゴール2

ザ・ゴールの続編です。

ゴールドラット氏は、TOC理論を問題解決にも応用。

一見解消不可能に見える対立を解消するためのTOCクラウドや、顕在化している問題を構造的に整理して真の問題をあぶり出すCRT(Current Reality Tree)と、FRT(Future Reality Tree)などを解説しています。

物語では、ザ・ゴールで活躍したメンバー達が、問題解決手法をベースに会社を飛躍的に発展させていきます。。

ザ・ゴールと同様にコミック版でも発刊されています。

海賊と呼ばれた男

累計発行部数370万部以上、V6の岡田准一さん主演で映画化もされたベストセラー作品です。

出光興産をモデルにした国岡商店を舞台に、その創業者をモデルにした国岡鐡造が主人公として活躍。

終戦直後の焼け野原で、途方に暮れる従業員達を従えて、鐵造のリーダーシップのもとに、国岡商店が戦後の復興から大企業へと成長していく様子が描かれています。

成長の過程で何度も苦境に立たされながらも、高い志を持って乗り越えていく鐡造の姿が印象に残る物語です。

本書は上巻、下巻に分かれていて、上巻では戦後からの復興を、下巻ではイランとの石油取引を敢行した日章丸事件をモデルとした物語が収録されています。

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