私は仕事柄、中国によく渡航しますが、最近おすすめだと思っている航空会社が、深セン航空です。
特に関西・中部圏から中国に渡航する際におすすめです。
今回は、深セン航空について解説します。
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深セン航空とは
深セン航空は、1992年に設立された会社で、深センを本拠地としながら、無錫(ムシャク)、瀋陽、広州、南京などを焦点空港とする航空会社です。
主に本拠地空港および焦点空港から中国各地への国内線と、近距離国際線を飛ばしています。
会社の沿革はWikipediaの深セン航空のページをご覧ください。
深セン航空・利便性の高いイミグレと乗り継ぎ
深セン航空をおすすめする理由は以下のとおりです。
- 便数がそこそこ多い。(詳細は以下)
- 安い。(往復で4万円弱)
- スターアライアンス加盟航空会社なので、ANAのマイルが貯まるほか、スターアライアンスのゴールド会員になると優先カウンター、優先搭乗、ラウンジを利用できる。
1番目の便数について、関西、名古屋からの便数は以下のとおりです。
- 関西ー深セン:2便/日
- 関西ー北京:1便/日
- 関西ー無錫(ムシャク):3便/日
- 関西ー南通:1便/日
- 関西ー南昌:1便/日
- 名古屋ー無錫(ムシャク):1便/日
- 名古屋ー南通:1便/日
(2019年12月現在の情報です。最新情報は公式ホームページ等をご覧ください。)
日本の人には馴染みの薄いマイナーな都市もありますが、マイナー都市には、それゆえの良さもあります。
- 到着空港のイミグレ・入国審査が混まない
- 空港が比較的小さいので、国内線への乗り換えが便利
到着空港のイミグレが混まない
私は、上海浦東空港もよく利用していますが、浦東空港は出発も到着もイミグレが大変混みます。
まずターミナルの端の方にある駐機場に止まると、そこからイミグレまで歩いて、並んで、とやっていると、30-40分以上、場合によっては1時間くらいはかかります。
同じく国際線の発着が多い、北京の空港もイミグレが混みがちです。
その点、地方のマイナー都市の空港だと、国際線の本数が少ないこともあってイミグレが大変スムーズです。
空港が比較的小さいので、国内線への乗り換えが便利
たとえば、上海浦東空港で国内線に乗り換える場合、乗り換える航空会社によってはターミナルが異なることもあり、イミグレを通ってからチェックインカウンターまで15分くらい歩くことになります。
そこから長い列の保安検査を通って、、、とやっていると、飛行機を降りてから、乗り換え口の近くに行くまで1時間半近くかかることもあります。
一方で、マイナー都市の空港は、空港のサイズが小さいので、乗り換えにかかる時間も少なくて済みます。早ければ、20-30分程度で乗り換え口まで行くことができます。
もちろん、上海などに比べると、乗り換えて行ける先の選択肢は少なくなるかもしれません。
しかし、関西から2便出ている深センや、3便出ている無錫(ムシャク)だと、次のような主要都市に向けて乗り継ぎすることができます。
- 成都
- 西安
- 重慶
- 長沙
- 厦門
(2019年12月現在の情報です。最新情報は公式ホームページ等をご覧ください。)
深セン航空・スターアライアンスゴールドの特典で入室できるラウンジ
深セン航空はスターアライアンス加盟の航空会社なので、ANAマイレージ会員など通じて、スターアライアンスのゴールド会員になると、ラウンジに入室することができます。
関西空港の場合は、KIXエアサイドラウンジに入室可能です。
スターアライアンスのゴールド会員として深セン航空に乗る場合、ANAラウンジも利用できますが、搭乗口が全く逆サイドになってしまうことと、飲食が充実していることからKIXエアサイドラウンジの利用をおすすめします。
中部国際空港(名古屋)だと、スターアライアンスのラウンジを利用することができます。
KIXエアサイドラウンジの場所と中の様子
KIXエアサイドラウンジは保安検査を通過して右側を歩いたところにあります。
以下の表示のところまで来たら、左に曲がります。
左手を見ると、このようになっています。
先に進むと、KIXエアサイドラウンジと書かれた看板と、モニターに対象となる航空会社が見えます。
さらに先に進むとこのような入り口が見えてきます。
中の様子です。
対象の航空会社が少ないせいもあり、非常にゆったりと使うことができます。(ANAラウンジは出発便が集中している朝は大混雑しています)
このように飲み物と軽食、アルコール類が用意されています。
またシャワー室も用意されていていて、フロントに言えば使うことができます。
深セン空港と、無錫(ムシャク)空港にある深セン航空のラウンジの様子も以下の記事にまとめています。
深セン航空・機内サービス
機内の様子です。
スターアライアンスのゴールド会員向けに、水と毛布がシートポケットに事前に用意してくれています。
深セン航空はゴールド会員に対して、こうしたちょっとしたサービスをしてくれます。
エコノミー席です。
機内食は、まあこんなものでしょう。
ラウンジなどで、しっかり食事をしておけば機内食を食べる必要はないかもしれません。
まとめ
以上、深セン航空をおすすめできる理由でした。
- 関西・名古屋から深セン航空を使うメリットは、便数がそこそこ多い、安い、ANAマイレージが活用可能の3つ。
- 深セン航空が就航しているマイナー都市だと、イミグレや乗り換えが混雑せずにスムーズ。
- スターアライアンスのゴールド会員だと、広々としていて、混雑もなくゆったりしたラウンジを使える。飲食・アルコールの他、シャワー室も完備されている。
- 機内サービスも上々。
中国に出張する際に、おすすめしたいことを以下の記事にまとめています。
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