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社会人の勉強【おすすめジャンル4選】勉強するだけで上位5~7%になれる

社会人が勉強するのにおすすめのジャンル4選

社会人が勉強すべきジャンルとしておすすめなのは、「スキルをお金につなげやすいジャンル」「ビジネス全般に役立つジャンル」「資格系のジャンル」「趣味・教養系のジャンル」の4つです。

この記事では、この4つのジャンルについて詳しく解説していきます。(ジャンル別の解説をすぐに見たいなら「目次」をクリック!

社会人が勉強をする4つのメリット

社会人が勉強をするメリットは大きく4つあります。

  • 勉強するだけで上位5~7%くらいの存在になる
  • 仕事以外のやりがいを見い出せる
  • 副業につなげられる
  • 勉強をすることが楽しくなる

それぞれ詳細を見ていきましょう。

勉強するだけで上位5~7%くらいの存在になる

社会人は、1日30分でも勉強すると、その時点で上位5~7%には入れることになります。

総務省が実施した「平成28年社会生活基本調査」を見ると、学業以外で学習・自己啓発・訓練をやっている人の割合は以下のようになっています。

25~29歳7.1%
30~34歳6.3%
35~39歳5.4%
40~44歳5.2%
45~49歳5.4%
50~54歳5.8%

※総務省「平成28年社会生活基本調査」の学習・自己啓発・訓練(学業以外)の行動者率

つまり、勉強をするだけでも20人に1人くらいの存在になれるのです。

なお、勉強している社会人だけで平均すると、勉強時間は1日120~180分です。

この数字を見ると、勉強している人としていない人の差が、いかに大きいかがわかります。

仕事以外のやりがいを見い出せる

社会人の勉強には、仕事以外のやりがいを見つけられるという側面もあります。

人生100年時代において、仕事だけをやりがいにして生きていくのは限界があります。

仕事以外に、やりがいを見いだせる領域を持っておくことで、人生を豊かにすることができますし、そこから新しい仕事につながる可能性もあります。

副業につなげられる

勉強するスキルによっては、副業につなげることができます。

変化の激しい時代に、1つの会社、1つのスキルだけで20年も30年も仕事をやっていくには限界があります。

その中で、副業として本業とは別に仕事を持っておけると、人生の選択肢を多様化させることができます。

副業をやってみた結果、そちらの方が興味が持てるのであれば、転職したり独立したりすることにもつながっていきます。

勉強をすることが楽しくなる

「勉強が楽しくなる」ことは、社会人が勉強をする最大のメリットとも言えるでしょう。

勉強が楽しくなれば、勉強することが当たり前のことになり、次々に新しい知識やスキルを吸収できるようになるからです。

学生のときは勉強が嫌いだったけど、大人になってから勉強が好きになったという人はたくさんいます。

そして、一度勉強の習慣が身につくと、一生モノになります。

平日のスキマ時間や、休日に当たり前のように勉強する題材を探して勉強できるようになれば、年齢を重ねてからのスキルアップも容易です。

社会人が勉強すべきジャンル4選

社会人が勉強すべきジャンルは大きく4つに分けられます。

  • スキルをお金につなげやすいジャンル
  • ビジネス全般に役立つジャンル
  • 資格系のジャンル
  • 趣味・教養系のジャンル

それぞれの詳細と、代表例を解説していきます。

スキルをお金につなげやすいジャンル

スキルを身につけてから、比較的短期間でお金にできるジャンルです。

たとえば、以下に紹介する分野は、需要に対して供給が不足しがちなので、転職や副業にも役立つスキルです。

マーケティング

マーケティングとは、顧客の購買行動を理解して売れる仕組みを構築するための知識・スキルを体系化したものです。

マーケティング分野の中でも、特にWebマーケティングは需要に対して供給が不足しているので、転職や副業を考える際に最も有力なスキルになってきます。

Webマーケティングの詳細はこちら

Webデザイン

Webデザインとは、Webサイトをきれいにわかりやすくして、訪問者に目的とする行動をとってもらうための一連のスキルです。

デザインの基礎知識だけでなく、訪問者目線に立った導線の設計スキル、それをWebサイトで表現するためのプログラミングコードの知識などが必要となってきます。

また、IllustratorやPhotoshopのようなイラスト・写真を加工するツールを扱うスキルも要求されます。

Webデザインだけでも十分に仕事になるスキルですし、Webマーケティングと組み合わせるとさらに高収入が狙えるようになっていきます。

Webデザインの詳細はこちら

プログラミング

プログラミングとは、アプリ・ソフトウェアを開発するためのプログラミング言語を扱うスキルのことです。

プログラミングを学ぶことで、簡単なアプリやソフトを自分で構築できるようになりますし、PCやスマホが動いている基本原理を知ることもできます。

プログラミングができる人材は需要に対して供給が不足しているので、転職や副業に役立つスキルの1つです。

プログラミングは独学だと挫折しやすいので、スクールに通って基礎を勉強するのがおすすめです。

詳しくは、マーケとキャリアの攻略法おすすめのプログラミングスクール【選び方や注意点も解説】をご覧ください。

動画編集

動画編集とは、動画のカット(つなぎ合わせ)、テロップ(文字の挿入)、BGMなど、動画素材をよりわかりやすく、魅力的に見せることです。

動画市場は年々伸びていて、それに伴い動画を編集できる人材も不足しがちです。

他のスキルに比べて難易度が低いので、取り組みやすい分野です。

動画編集の詳細はこちら

ビジネス全般に役立つジャンル

ビジネス全般に汎用的に使えるジャンルです。

上記の「お金につなげやすいジャンル」に比べると、お金にするのに時間はかかりますが、ビジネスパーソンとしてのレベルを着実に底上げしてくれるスキルです。

語学

語学の中で最も汎用性が高く、世界で通用するのが英語です。

基礎的な英語力を身につけるのに最も役立つのは、TOEICの勉強です。

TOEICは730点以上でビジネスである程度活用できるレベルになり、860点を超えるとある程度のプレゼンテーションができるレベルになります。

英語以外に話者が多いのが中国語です。

中国語は、日本人にとっては漢字を読める分だけ難易度の低い言語なので、挑戦してみる価値は十分にある言語でしょう。

語学はそれだけで勝負するよりも、マーケティング×語学、●●業界の専門性×語学のように他の専門性と掛け合わせて希少性を出すことでより価値を発揮できます。

論理思考力

論理思考力とは、物事の因果関係を順序立てて考えられる力で、他の全ての知識のベースになる力でもあります。

論理思考力を身につけることで、わかりやすい報告書を作ったり、わかりやすい説明したりするのに役立ちます。

論理思考(ロジカルシンキング)の詳細はこちら

プレゼンテーション

プレゼンテーションでは、論理的に考える力だけでなく、聞き手の立場に立ってわかりやすい構成・デザインにする力も要求されます。

プレゼンテーションスキルは、社内で上位者を説得するためにも使えますし、社外の営業でも使えるスキルです。

プレゼンテーション力を鍛えるのにおすすめの本はこちら

会計・ファイナンス

会計やファイナンスは、ビジネスを数字で捉える力で、世界のビジネスにおける共通言語とも言える知識です。

会計には、ルールどおりに仕訳して表現する財務会計、会社内部の意思決定に使う管理会計があります。

ファイナンスは、未来の事業戦略を定量的に評価をするのに役立つ知識です。

ファイナンスの詳細はこちら

行動経済学

行動経済学は、心理学を経済(ビジネス)に応用するための学問です。

行動経済学を学ぶことで、より効果的なデザイン、より効果的なキャッチコピーを作って、顧客を目的に沿って導く力を身につけられます。

人間心理への理解を深める意味でも、行動経済学はビジネスやマーケティングに役に立ちます。

行動経済学のおすすめ本はこちら

資格系のジャンル

資格取得を伴うジャンルです。

ここでは、社会人が仕事をしながら習得しやすい資格の代表例を挙げていきます。

行政書士

行政書士とは、官公署に提出する書類を作成したり、作成した書類を提出する手続を代理・代行したりできる資格です。

参考:行政書士とは(厚生労働省)

権利や事実を証明するための契約書類の作成を代行することもできます。

社会人の中でも年齢を重ねてから取得する人も多い資格の1つです。

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簿記

簿記とは、会社の売上や費用をルールに沿って適切に仕訳するためのスキルです。

簿記には3級、2級、1級があります。

2級で複式簿記を使って記帳できるスキルとなり、1級は公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門と位置づけられるほど難易度が高い資格です。

経理事務を担当するなら2級レベルの簿記知識は必須となってきます。

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ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー(FP)とは、生活設計、貯蓄・投資・保険など、個人のお金や資産形成に関する総合的なアドバイスをするための資格です。

参考:ファイナンシャルプランナーとは(厚生労働省)

ファイナンシャルプランナーは、資格がなくてもやれる仕事ですが、年金・税金・相続・保険・金融商品などの幅広い知識が必要となります。

ファイナンシャルプランナーの資格取得を通じて、これらの専門知識を習得できるという意味で、有用な資格の1つとなります。

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趣味・教養系のジャンル

趣味や教養に関するジャンルです。

仕事にすぐに役立つ勉強というよりは、人生をより豊かにするための勉強になります。

代表例を2つ紹介します。

歴史

歴史は、日本か世界か、どの時代の歴史なのかなど、学ぶべき範囲が非常に広い学問です。

歴史を学ぶことで、過去の偉人の成功と失敗を棚卸しすることもできるので、間接的に仕事にも役立つ知識とも言えます。

また、歴史を知ることで、その土地を実際に訪れる(旅行)という趣味にもつながるので、一生モノの趣味になる可能性があります。

ワイン

ワインも歴史と同じく、非常に広範な知識を必要とする趣味です。

単に味を吟味するだけでなく、その背景にある産地、気候、製法などを学び始めると終わりがない知識になります。

ワインは、お酒に強くなくても、味の吟味や背景知識の習得だけでも楽しめる趣味です。

ワインの資格例:WSET(R)認定資格

社会人の勉強がストレスなく続く2つのコツ

勉強がストレスなく続くコツは、2つあります。

社会人の勉強がストレスなく続くコツ

  • 勉強の目的を明確にする
  • 3年くらいのスパンで考える

勉強の目的を明確にする

1つめは、勉強の目的を明確にすることです。

言い換えると、勉強をした結果、どんな自分になりたいかを想像することです。

たとえば、以下のような目的があります。

  • ●●を勉強して、今の職場に依存しなくても、どこでもやっていけるスキルを身につけたい
  • ●●を勉強して、仕事以外に長年楽しめる趣味にする

目的を明確にすることで、日々どれだけ目標に近づいているか?という観点で勉強の成果を評価できるようになります。

3年くらいのスパンで考える

もう1つが短期的な成果を求めず、3年くらいの長期的なスパンで考えることです。

短期間で成果を求めると、その期間で成果が出なかったときに、一気にモチベーションが下がってしまうからです。

本業が忙しい中で勉強をするので、「3年後に●●ができるようになろう」くらいの長期スパンで考えた方が、気楽に勉強を続けられます。

もちろん、スパンを長く考えると、「今日は勉強しなくてもよいか」となってしまうリスクもあります。

しかし、短期間で飽きてしまうなら、また新しい分野を探して勉強してもよいのです。

Aを勉強して、Bを勉強して、Cを勉強しているうちに、再びAに興味を持ったということが、よく起こるからです。

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まとめ

以上、社会人が勉強するメリットと、勉強すべきジャンルについての解説でした。

  • 社会人が勉強をするメリットとして、副業につなげることもできる、仕事以外のやりがいを見い出せる、勉強をすることが楽しくなるなどが挙げられる。人生100年時代においては、本業以外の収入源・楽しみを持つことは大事。
  • 社会人が勉強すべきジャンルは、スキルをお金につなげやすいジャンル、ビジネス全般に役立つジャンル、資格系のジャンル、趣味・教養系のジャンルの4つ。
  • 勉強の目的(ゴール)を明確にし、長いスパンで考えることで、勉強を長続きさせられる。