ネット検閲が厳しく、日本で使えるサービスの多くにアクセスできない中国では、VPNは必須のサービスになっています。
関連記事:中国で使えるアプリと使えないアプリ一覧【検証結果】
ここでは、中国での利用に適したVPNサービスの中で、実際に私が使ってみた4つを紹介していきます。
なお、当サイトのイチオシは12vpnです。
安定性、サポートの対応に加えて、中国の規制対応が優れていることが魅力です。
なお、当サイトのクーポンを使うと、価格が30%OFFになります。
クーポンを使った12vpnへの登録方法は、【10年以上使用】中国でおすすめ12vpnレビューをご覧ください。
中国で利用するVPNを選ぶポイント
中国でVPNを選ぶときに重視すべきポイントは、中国政府の規制対応にすばやく対応できている実績があることです。
中国では、VPNの利用が規制されていて、特に中国国外の動画サービスやSNSなどに接続できるサービスに対しては、当局が常に目を光らせています。
そのせいで、ある日突然VPNサーバーにつながらなくなることも少なくありません。
そこで、当局の規制を巧みに回避して、サービスを提供し続けられるVPNプロバイダと契約する必要があるのです。
上記の点から利用をおすすめするのが、以下4つのVPNです。
中国でおすすめのVPNサービス
- 12vpn :中国での安定感が魅力
- ExpressVPN :通信速度の速さが魅力
- セカイVPN
:純日本製が魅力
- スイカVPN :海外サービス並の価格が魅力
中国でおすすめのVPN4社の比較
上記4つのVPNを「価格」、「接続サーバー数」、「サーバー設置国」、「同時接続台数」、「日本語対応」という5つの観点から比較しました。
▼▼比較(まとめ)▼▼
12vpn | ExpressVPN | セカイVPN![]() | スイカVPN![]() | |
価格:円 | 7,900 | 10,982 | 13,200 | 9,120 |
無料お試し・返金保証 | 14日 | 30日 | 2ヵ月 | 14日 |
サーバー数:台 | 非公開 | 3,000以上 | 数十 | 47 |
設置国:カ国 | 20 | 94 | 10 | 25 |
日本語対応 | × | ◯ | ◎ | ◎ |
同時接続:台 | 制限なし | 5 | 3 | 47 |
※価格は1年プランでの比較、12vpnとExpressVPNは、1ドル=110円で計算
なお、価格に関しては、プランによっても異なるので、プランごとに比較する必要があります。(すべて月額に換算しています)
▼月額換算の比較【円】▼
プラン | 12vpn | ExpressVPN | セカイVPN | スイカVPN![]() |
1か月 | 1,209 | 1,425 | 1,100 | 950 |
6ヶ月 | 989 | 1,099 | – | 808 |
1年 | 659 | 915 | – | 760 |
2年 | – | – | – | 717 |
無料お試し・返金保証 | 14日 | 30日 | 2ヶ月 | 14日 |
12vpnは当サイトのクーポン使用で1年プランは約461円/月になります。
それぞれのサービスの詳細は、以下に解説していきます。
12VPN:中国での圧倒的な安定感

価格 | 1ヶ月プラン:1,209円/月 半年プラン:989円/月 1年プラン:659円/月 ※当サイトクーポンで30%引き |
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無料お試し・返金保証期間 | 14日間 |
サーバー台数 | 非公開 |
サーバー設置国 | 20カ国 |
日本語対応 | なし 英語のみ |
同時接続台数 | 無制限(同じサーバーへの同時接続は不可) |
当サイトのおすすめは、中国での速度、安定感、サポート対応など、すべてのレベルが高い12vpnです。
メリット |
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デメリット |
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中国でvpnサービスを使うときに、重要となるのが中国当局の規制に対する素早い対応です。
12vpnは、問題が起こるたびにサーバーの場所を変えたり、ログインできる窓口を変えたりして、常に中国の検閲に対処しています。(10年以上使用した経験です)
中国滞在者がVPNなしでもログインできる専用URLを設けていることからも、その気合の入れようがわかるでしょう。
問い合わせに対するレスポンスも素晴らしく、たいてい1営業日中に何らかの返信を受け取れます。
そして、同時接続台数が無制限なので、家族や社員とも共有できます。
唯一のデメリットは、設定もサポートも英語しか対応できないことです。
ただし、使われるのはシンプルな英語だけなので、Google Chromeの翻訳機能や、機械翻訳DeepLなどを駆使すれば、このデメリットは十分にカバーできるでしょう。
12vpnはこんな人におすすめ
- 中国利用での安定感を求めている人
- 複数の端末でVPNを使いたい人
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\14日間返金保証あり/
12vpnの詳細は、以下の記事をご覧ください。(30%割引クーポンの使い方の他、英語の申し込みフォームや使い方を日本語で補足しています)

ExpressVPN:通信速度と安定性が魅力

価格 | 1ヶ月プラン:1,425円/月 半年プラン:1,099円/月 1年プラン:915円/月 ※当サイトクーポンで30%引き |
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無料お試し・返金保証期間 | 30日間 |
サーバー台数 | 3,000台 |
サーバー設置国 | 94カ国 |
日本語対応 | アプリなどは日本語、サポートは英語 |
同時接続台数 | 5台 |
速度と安定感に優れたVPNサービスです。
メリット |
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デメリット |
|
ExpressVPNも中国で使えて、純粋な通信速度で見ると12vpnよりも優れたVPNサービスです。
接続のための初期設定もアプリのダウンロード1つで簡単にできるので、登録してからすぐに使えるという点でも12vpnよりは優れているでしょう。
ただし、中国で使うという点においては、接続が不安定になることがマイナス材料です。
ネット上の口コミでも、「中国で接続できなくなった」、「中国からそもそもログインできない」という問題がたびたび指摘されています。(一方で、必ず復帰を遂げています)
VPNのスペックとしては申し分ありませんが、価格が高い点と、中国向けの規制対応のすばやさという点を考慮して、12vpnの次ぐおすすめと位置づけています。
ExpressVPNは、こんな人におすすめ
- 価格よりも通信速度と安定感を求めている人
▼公式サイト▼
\30日間返金保証あり/
ExpressVPNの詳細は、以下の記事をご覧ください。

セカイVPN:純日本製でサポートも日本語対応

価格 | 1ヶ月プラン:1,100円/月 |
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無料お試し・返金保証期間 | 2ヶ月 |
サーバー台数 | 数十台 |
サーバー設置国 | 10カ国 |
日本語対応 | ◎ |
同時接続台数 | 3台 |
純日本製で日本語でサポートしてくれるのが、セカイVPNです。
純日本製の中では、最大手のVPNサービスです。
メリット |
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デメリット |
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価格は海外のVPNサービスに比べて割高で、同時接続台数は3台までしかないことがデメリットですが、すべて日本語で対応してくれる安心感が欲しい人におすすめです。
セカイVPNは、こんな人におすすめ
- 価格よりも日本語対応の安心感が欲しい人
▼公式サイト▼
\最大2ヶ月の無料体験あり/
セカイVPNの詳細は、以下の記事をご覧ください。

スイカVPN:日本製で海外サービス並の価格

価格 | 1ヶ月プラン:960円/月 6ヶ月プラン:808円/月 1年プラン:760円/月 2年プラン:717円/月 |
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無料お試し・返金保証期間 | 2ヶ月 |
サーバー台数 | 47台 |
サーバー設置国 | 25カ国 |
日本語対応 | ◎ |
同時接続台数 | 47台 |
スイカVPNは、セカイVPNと同じく日本製のVPNサービスです。
メリット |
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デメリット |
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同じ日本製のセカイVPNに比べて、価格が安い(1年プランだと月額760円)ことに加えて、同時接続台数が47台と多いことがメリットです。
価格は1-2ヶ月の短期間の利用でも月額1,000円を切っていることが魅力で、同じ日本製のセカイVPNより安いこともポイントが高いです。
そのため、ある期間だけ集中的にVPNを使いたいという方には、お得なサービスです。
一方で、長期利用に対する割引が少ないので、長期利用をするなら海外の12vpnやNordVPNの方がよいかもしれません。
スイカVPNは、こんな人におすすめ
- 日本製のお手頃なVPNサービスを使いたい人
- ある期間だけ集中的にVPNを使いたい人
▼▼公式サイト▼▼
\2週間無料お試し/
スイカVPNの詳細は、以下の記事をご覧ください。

中国でVPNを利用する際の違法性
中国でVPNを使うというと、「中国でのVPN利用は違法ではないの?」と疑問を持つ人がいます。
結論からいうと、VPNの利用を厳しく制限しているものの、利用自体を違法とまでは言い切っていません。
中国でのVPN利用に関する違法性については、詳細は以下の記事をご覧ください。

中国駐在の場合、2つ以上のVPNサービスを持つのが必須
出張で中国に滞在する人ならVPNサービスは1つで十分ですが、中国駐在員の人には2つ以上のVPNサービスを持つのは必須です。
冒頭でも解説したように、中国当局の規制により突然VPNサーバーが使えなくなる可能性があるからです。
しかも、中国から新たにVPNサービスを契約しようにも、中国からだとそもそもVPNのサイトにアクセスできないのです。
VPNサービス側は、サーバーを適切にメンテナンスしたり、当局の網を回避したりするなどの対策を常に行っていますが、絶対ではありません。
実際に、私も中国駐在時代に使っていたVPNサービスのうち、中国当局の規制と思われることが原因で、突然アクセスできなくなったサービスがありました。
幸いVPNをもう1つ契約していたので、使えなくなったVPNのサイトにアクセスして解約できました。
こうした理由から、中国でVPNを利用する場合、1つをメイン、1つを予備として持っておくことをおすすめします。
万全を期するなら、12vpnをメインにして、ExpressVPNをサブで持っておくのがよいでしょう。
無料VPNはおすすめしない
今回紹介しているのは、全て有料のVPNサービスですが、世の中には無料VPNサービスもあります。
しかし、無料VPNサービスは、以下の点からおすすめできません。
- 通信速度が遅いから
- セキュリティが脆弱だから
- 中国当局への対応が弱いから
通信速度は用途によっては許容できるかもしれませんが、セキュリティと中国当局への対応は問題です。
セキュリティに関しては、香港の無料VPNサービスが2,000万人のユーザー情報を流出するという問題も起こしています。(参考記事(英語):Report: No-Log VPNs Reveal Users’ Personal Data and Logs)
そもそも、一定のセキュリティを保ち、適切なサポートをするために費用は必ずかかります。
無料サービスを使うときは、提供した情報がすべて流出することを前提にする必要があるのです。
また、中国の場合は、規制当局への素早い対応が重要になりますが、無料サービスではこうした対応にコストをかけることができません。
有料VPNを2つ契約しても、費用は月々約1,500~2,000円、1日あたりに換算すれば50~66円です。
セキュリティを確保しながら、中国での快適なネット生活を維持できるのであれば、これくらいの対価は許容できるのではないでしょうか。
まとめ
以上、中国で利用できるおすすめVPNサービスの比較でした。
- 中国での圧倒的な安定感を求めるなら ⇒ 12vpn
- 通信速度を求めるなら ⇒ ExpressVPN
- 純日本製で日本語対応の安心感を求めるなら ⇒ セカイVPN
- 日本製なのに海外サービス並の価格がよいなら ⇒ スイカVPN
▼▼比較(まとめ)▼▼
12vpn | ExpressVPN | セカイVPN![]() | スイカVPN![]() | |
利用料:円 | 7,900 | 10,982 | 13,200 | 9,120 |
無料お試し・返金保証 | 14日 | 30日 | 2ヵ月 | 14日 |
サーバー数:台 | 非公開 | 3,000以上 | 数十 | 47 |
設置国:カ国 | 20 | 92 | 10 | 25 |
日本語対応 | × | ◯ | ◎ | ◎ |
同時接続:台 | 制限なし | 5 | 3 | 47 |
(※2021年10月時点の情報、12vpnとExpressVPNは、1ドル=110円で計算)
関連記事:個人がVPNを使うメリット・デメリットは?【仕組み・利用場面・お得な裏技まで紹介】