日本で使えるインターネットサービスを海外にいるときでもそのまま使いたい。
日本から海外の動画サービスなどにアクセスしたい。
そんなときに、便利なサービスがVPNサービスです。
VPNサービスは、日本や海外の複数の会社が展開していますが、この記事では世界大手のNordVPN(ノードVPN)について解説してきます。
NordVPN公式サイト⇒ https://nordvpn.com/
NordVPNとは?

NordVPNは、2012年に設立されたサービスプロバイダで、子供時代の幼なじみ同士4人が集まって立ち上げられたサービスで、パナマに拠点を置いています。
業界でも有数の信頼されるインターネットセキュリティプロバイダーで、世界中で1400万人を超えるユーザーにサービスを提供しています。
日本の利用者だけではなく、海外でも多くの人に利用されており、世界で見るとVPNランキングの上位常連です。
以下、NordVPNがVPNについて解説するYouTube動画です。
NordVPNのメリット・デメリット
NordVPNのメリット、デメリットを解説していきます。
NordVPNのメリット
NordVPNのメリットは、以下8つです。
- 世界最大手の実績
- 使えるサーバー数が多い
- 価格が安い(2年間プランは特にお得)
- ノーログポリシーを採用している
- 専用アプリが使いやすい
- 暗号通貨での支払いに対応している
- 地域ブロックを回避しやすい
それぞれ詳細を見ていきましょう。
世界最大手の実績
NordVPNは、世界最大手のVPNサービスとして知られています。
VPN Proのまとめによると、Nord VPNの月間の検索数は180万件を超えていて、この数字は他の主要サービスを2倍近く引き離す結果となっています。
ユーザー数も1,200万人以上で、Androidアプリのダウンロード数も1,000万件を超えていることがわかっています。
ユーザー数が多いということは、サービスに対する信頼が厚いという証拠です。
また、ユーザー数が多いほど接続トラブル等の知見も充実してくるので、ますます高い信頼性を保持することにもつながります。
使えるサーバー数が多い
NordVPNは、日本を含む60カ国に設置されている5,200台以上ものVPNサーバーを利用できます。
主要国含めて、多くの国に設置されています。
【VPNサーバー設置国】
日本、アメリカ、イギリス、ベトナム、香港、オーストラリア、中国、ブラジル、イタリア、韓国…etc
他社と比較しても圧倒的に多いことは、見て分かります。
12vpn | 20カ国 (接続サーバー:非公開) |
---|---|
セカイVPN | 10カ国(接続サーバー:数十台) |
スイカVPN | 25カ国 (接続サーバー:47台) |
Millen VPN | 50カ国(接続サーバー:1,300台) |
NordVPN | 60カ国(接続サーバー:5,200台) |
ExpressVPN | 94カ国(接続サーバー:3,000台以上) |
中国では、VPNサービスに頻繁に規制が入ることを考えると、設置国・サーバー数が多いことは大きなメリットと言えるでしょう。
価格が安い(2年間プランは特にお得)
業界大手のVPNサービスですが、価格が割安であることも魅力です。
たとえば、1年間プランで価格を比較すると、主要VPNサービスと比較すると以下の表のようになります。
12vpn | 7,906円 (659円/月) ※1ドル110円で計算 |
---|---|
セカイVPN | 13,200円 (1,100円/月) |
スイカVPN | 9,120円 (760円/月) |
Millen VPN | 12,936円 (1,078円/月) |
NordVPN | 6,202円 (517円/月) |
ExpressVPN | 10,982円(915円/月)※1ドル110円で計算 |
NordVPNは、2年間の長期契約プランにすれば、さらに月額385円/月と安くなります。

中国に長期滞在を予定していて、割安な利用料を重視したいのであれば、NordVPNで2年間プランを利用することをおすすめします。
ノーログポリシーを採用している

ノーログポリシーとは、VPNサービスにおいて利用者の閲覧履歴やIPアドレスなどの記録(ログ)を保存しないという約束事です。
インターネットの主なログの種類は以下です。
- 閲覧したウェブサイト
- ダウンロードしたファイル
- 使用したソフトウェア
- 接続日と接続期間 ‥etc
ログを取られる事がないので、何をダウンロードしているのか、どのリソースからダウンロードしているのかを誰にも知られないのです。
プライバシー保護の観点からも、ユーザーを守ることに繋がっていて、そのポリシーは警察ですら発信者の特定を困難にするほどです。
関連記事:ログなしVPNは警察による発信者特定を難しくするのか
このノーログポリシーに関しては、4大監査事務所にセキュリティ監査をしてもらって本物であることのお墨付きを得たと、NordVPNは発表しています。
専用アプリが使いやすい
NordVPNの接続には、専用アプリを使います。
専用アプリは、PCにもスマホにも対応していて、ダウンロードしたらユーザーIDとパスワードを入れるだけで使えるようになります。
他のVPNサービスは、初期設定に少し時間がかかるのに対して(特にスマホは少し面倒)、NordVPNはアプリのダウンロードだけでよいので、他と比べると使い勝手がよいのが特徴です。
またChromeを使っている人は、拡張機能を使うと接続・切断がとても便利です。
専用アプリの詳細な使い方は、後ほど解説します。
暗号通貨での支払いに対応している
VPNを使って匿名を保ちたい方にとっては、ノーログポリシーと合わせて重要となるが支払い方法です。
クレジットカードでの支払いはアカウントと個人を簡単に紐付けられてしまいますが、暗号通貨での支払いを選択することで、匿名性をより高めることができます。
NordVPNでは、ビットコイン、イーサリアム、リップルでの支払いに対応しています。
地域ブロックを回避しやすい
VPNは、接続国のサーバーを通してアクセスするので、アクセス先からは接続国から実際にアクセスがあったと判断します。
このようなVPNの特性を利用すると、航空券やホテルを日本から予約するよりも安く予約できたり、YouTube PremiumやNetflixなどを日本よりも安く利用したりできます。
また、VPNを使うことでその国でしか見られない動画コンテンツ(日本では配信されていない映画)などを見ることもできます。
つまり、本来ならアクセスする地域によってブロックされてしまうコンテンツや料金表示をVPNで回避できてしまうのです。
多数の国に多数のサーバーを設置していrNordVPNは、地域ブロックを回避できる確率が高く、実際に上記の裏技を使うのに最も適したVPNになっています。
NordVPNを使った、裏技は以下の記事にまとめているので、あわせてご覧ください。
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NordVPNのデメリット
一方で、NordVPNには以下3つのデメリットがあります。
- 日本語対応が充実していない
- 短期間の利用だと割高になる
- 中国からの利用だと設定に一手間かかる
日本語対応が充実していない
アプリ等は、日本語で使えますが、規約・契約やサポートは英語が使われます。
利用規約・解約手続きも英語で記載されているので、英語が苦手、VPN利用が初心者には不安が残ります。
しかし、最近はDeepLのように精度の高い機械翻訳があるので、英語を読むのが難しいと感じるなら、こうした機械翻訳を使ってもよいでしょう。
短期間の利用だと割高になる
長期間の契約だと割安になるNordVPNですが、短期間の利用だと割高になってしまいます。
実際に、1ヵ月の価格で、主要VPNサービスと比較すると以下のようになります。
12vpn | 約1,209円 ※1ドル110円で計算 |
---|---|
セカイVPN | 1,100円 |
スイカVPN | 950円 |
Millen VPN | 1,628円 |
NordVPN | 1,256円 |
ExpressVPN | 約1,425円 ※1ドル110円で計算 |
NordVPNがダントツで高いというわけではありませんが、この5社の中では高くなっていて、私が10年使っている12vpnと比べると倍ほどの差があります。
もし、短期間での利用を考えるなら、他のサービスの方がよいかもしれません。
あるいは、1ヵ月プランでも30日間返金保証があるので、使ってみて判断するのも良いでしょう。
(30日の間で解約すれば、支払い不要です)

中国からの利用だと設定に一手間かかる
VPNを利用する目的の1つとして、中国から日本のサービスにアクセスすることが挙げられます。
NordVPNは、中国からのアクセスに対応していますが、中国からアクセスするためには中国当局に検知されないように「難読化対応」という設定が必要になります。
詳細は、中国でNordVPNを利用する方法を記したページをご覧ください。
なお、中国からLineやG-Mail、Youtubeなどを利用したい場合は、12vpnもおすすめです。(12vpnは、当サイト専用割引クーポンもあるので、価格的にもお得です)
2021年12月現在、NordVPNが中国から接続できないことを確認しています。
中国からNordVPNまじで繋がらないからそれ用に使う人は違うのにした方が良いよ😇
— はせ🏖️日記 (@chibi_ninja250r) February 3, 2021
NordVPNがおすすめの人
NordVPNは、以下のような人におすすめです。
- 日本語対応、アプリも含めた使い勝手を重視したい人
- 長期プランで価格を少しでもお得にしたい人
NordVPNの魅力は、海外製であるのに日本語対応がある程度できていることと、アプリをダウンロードするだけで面倒な設定なしでサービスを使える手軽さなので、そうした点を重視したい方にはNordVPNがおすすめです。
また、長期プランにすると価格がかなり割安になるので、長期で使う前提で料金を安く抑えたい方にも適したサービスです。
個人的には、中国以外でVPNを使うなら、コストと性能のバランスに優れたNordVPN一択だと思っています。
中国でおすすめVPNについては、以下の記事をご覧ください。
関連記事:【比較】中国で使える【おすすめVPN】価格は?使い勝手は?
NordVPNの評判・口コミ
NordVPNのネット上での評判・口コミを確認しましたが、悪い評判は見当たりません。
セカイVPNが遅すぎてNordVPNに乗り換えました。https://t.co/dnxkLNyqlNもNHK+も快適に視聴できており、日本語実況でオリンピック楽しめてます! 2年間で100ドル弱とお値段も手頃だし、やっぱりNordVPN一択かもしれません。おすすめしてくださった方、ありがとうございます!
— Juso@ジャカルタ (@Jusojak) July 25, 2021
私はNordVPN+fire TVを使ってますが、日本の番組(アマゾンプライムやNetflix)問題ないですね。他のと比べたことないから速さはわからないですが。
— Nobu Tanaka🇬🇧イギリス (@NobuTanakaPhoto) April 4, 2021
NordVPNは、海外の人からも高く評価されています。
Nord vpn, i tried over 5 vpns since i got to bali and nordvpn is the most consistent, their customer service is great too, got back to me through email n helped me reconfigured for better connection 🙂
— 💃🏼ARIUS🐑 (@AriusOfficial) January 26, 2021
上記ツイートの日本語訳
バリに来てから5つ以上のVPNを試しましたが、Nordvpnが最も安定しています。カスタマーサービスも素晴らしく、接続状況を良くするためにメールで連絡をくれて再設定を手伝ってくれました。
また、デンマークの口コミサイトのTrustpilotでも、★5点満点中、4.1点と高く評価されています。
その中には、以下のような口コミが見られます。
速いし、広告ブロックはよく効く。3年前から使っているが、不満はない。他社に乗り換えようと何社か試したが、結局Nordに戻ってきた。
NordVPNの登録方法【10分以内に完了】
ここからは、NordVPNの新規登録について解説していきます。
登録は10分以内に完了します。
はじめに、NordVPNのリンクからトップページにアクセスします。
アクセス後に購入ボタンを押します。

ページ遷移後に料金プランが表示されるので、希望するコースを3つの中から選びます。

右下の支払いへのボタンを押すと以下の画面になるので3つの情報を入力します。
- 連絡先のメールアドレス
- 国
- 支払い方法
このときに、国を選択できますが、選択する国によってよって消費税額が変わるので、注意しましょう。
たとえば、2年プランで「日本」を選んだ場合は、消費税は10%なので1,041円が加算されます。(1ドル=110円で換算)
英国を選ぶと消費税が20%になるので、2,081円が加算されてしまいます。
結果として合計金額が変わってくるので、間違いないように選びましょう。

最後に、「支払い方法」を入力して、「続ける」を押せばOKです。
必要事項が正しく入力されているか、確認してから進んでください。

「続ける」を押すと、支払い完了画面が表示されます。

ここで「アカウントを有効化」というボタンを押すと、「アカウントを有効にしてください」という画面に切り替わります。
同時に入力したメールアドレス宛に6桁のコード送られてくるので、そのコードを入力するとパスワード入力画面に切り替わります。

ここでパスワードを入力すると、アカウント作成が完了し、NordVPNアプリのダウンロード画面になるのでダウンロードをします。(スマホの場合は、専用アプリをアプリストアからダウンロードします。)

これで一連の申し込みプロセスは全て完了です。
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NordVPNの使い方
ダウンロードしたNordVPNアプリを開き、ログインボタンを押します。

ここで、Webブラウザーが開くので、先ほど生成したアカウント情報(メールアドレスとパスワード)を入力すると、ログインを完了します。
ログインを完了すると、以下のような画面になります。

接続するときは、左側の国名を押すか、地図上の青い丸を押せばOKです。

接続を切るときは、画面したの「切断」ボタンを押せば、切断できます。
スマートフォンで使う場合は、アプリのストアからNordVPNのアプリをダウンロードしましょう。
以下、写真はiOSの場合です。

ダウンロードして、ユーザー登録時のメールアドレスとパスワードを入力すればログインできます。

ログイン後は、PC版のアプリと同様に、地図から接続するサーバーを選んで「QUICK CONNECT」ボタンを押すだけです。(途中でアプリによるVPNの自動設定の許可を求めてくるので、許可するようにしましょう)

インターネットブラウザにChromeを使っている人は、拡張機能を入れると便利です。
右上にNordVPNのアイコンを表示させて、アイコンを押すと以下のようにサーバーを選択して接続できるようになります。

NordVPNの解約方法
NordVPNを使わなくなった場合は、NordVPNのサイトにログイン後に解約しましょう。
解約には2つの種類があります。
1つは「自動更新停止」、もう1つは「返金」です。
「自動更新停止」は、契約更新時に自動で更新されないようにするもので、返金ではありません。
「返金」の方は、30日間の保証期間内に受け付けているもので、文字通り支払ったお金が返金されます。
詳細の手順は、以下の記事に書いているので、ご覧ください。

まとめ
以上、NordVPNの解説でした。
NordVPNは、長期間の利用があり、駐在者向けのサービスと言えるでしょう。
- NordVPNのメリットとして、使えるサーバー数が多いこと、年間の利用料金が安いこと、ノーログポリシーが挙げられる。
- 一方でデメリットとしては、日本語対応が充実していないこと、短期的な利用を考えると割高になることが挙げられる。1ヵ月プランでも30日間返金保証があるので、1ヶ月使ってみてから継続するか判断できる。
- 申し込みをする際には、メールアドレス、国、支払い方法を選択する。国によって消費税額が異なるため正しいものを選ぶようにする。
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