PayPay銀行（旧ジャパンネット銀行）は、海外からでもログインは可能です。
この記事では、PayPay銀行に海外からログインしてみた結果と、海外から利用する際の注意点を解説していきます。
PayPay銀行の公式見解は？
PayPay銀行の公式見解は、以下のとおりです。
海外でのインターネットバンキングのご利用につきましては、動作保証の対象外です。
出典：PayPay銀行公式ページ
お客さまの責任においてご利用ください。
海外からのアクセスについては、「動作保証の対象外」と書かれているので、本当にログインできるのか心配になってしまいます。
実際に海外からPayPay銀行にログイン可能か？
実際に海外からPayPay銀行へのログインを試みましたが、問題なくログイン可能です。
アメリカ、イギリス、シンガポールの3カ国からアクセスしてみました。
これらの国からPayPay銀行のログイン画面にアクセスしたところ、問題なく進めました。
店番号、口座番号、ログインID（設定済みの方のみ）、ログインパスワードを入れると、以下のようにログイン可能でした。
スマホアプリでも問題なくログイン可能で、トークンアプリも利用可能でした。
海外からPayPay銀行を使う際の注意点
海外からPayPay銀行にログインする際には、以下の点に注意しましょう。
- 通信のセキュリティを確保する
- 海外に転居する際には口座を維持できない
通信のセキュリティを確保する
PayPay銀行にアクセスする際には、通信のセキュリティを確保するようにしましょう。
大事な口座情報や決済情報などを第三者に盗み見られてしまうと大変だからです。
特にホテルやカフェなどのフリーWi-Fiは、セキュリティの観点から大きな不安があります。
インターネット通信のセキュリティを高めるなら、VPNの利用をおすすめします。
VPNには通信の安全性を飛躍的に高めるだけでなく、以下のようにさまざまなメリットがあるからです。
- 海外から日本限定のサービスにアクセスできる
- 日本から海外限定のサービスにアクセスできる
- 航空券やホテルを安く予約できる
- YouTube PremiumやNetflixなどのサブスクサービスを安く利用できる
詳しくは、VPNを個人で利用するメリットをご覧ください。
海外に転居する際には口座を維持できない
PayPay銀行では、現住所が日本国内にないと口座を維持できません。
当社では、現住所が日本国内でない場合（日本人の方であっても）、普通預金口座をお持ちいただくことができません。現在当社口座をご利用のお客さまが、海外に移住される場合や、転勤などで海外に長期滞在をされる場合にも、口座をご利用いただくことができませんのでご注意ください。
出典：PayPay銀行公式ページ
一時的な滞在ではなく海外に転居する場合は、口座解約の手続きをするようにしましょう。
FAQ：よくある質問
海外からPayPay銀行にアクセスする際に、よくある質問です。
VPNはログインするのに必須ですか？
VPNに接続しなくてもログインは可能です。
ただし、セキュリティに不安のあるネット回線を使ってアクセスするなら、VPNを積極的に利用することをおすすめします。
海外から送金手続きの操作は可能ですか？
検証した限りでは可能です。
海外でもトークンアプリが起動するので、日本にいるときと同じようにトークンを使えば送金の手続きができます。
海外転居時に口座解約しないと何かペナルティはありますか？
PayPay銀行の「預金口座取引一般規定」には、以下の文言があります。
当社と預金口座取引が行えるお客さまは、日本国内に居住する個人（「外国為替及び外国貿易法」に定める「居住者」かつ税法上の居住地国が日本のみである者）で、満15歳以上の者、もしくは日本国内の事業者であり納税義務のある国が日本である法人事業者（個人事業者および日本国内において登記された法人事業者で、日本国外に本店または主たる事業所を有する事業者を除く）のうち当社が認めた先に限らせていただきます。
出典：PayPay銀行「預金口座取引一般規定」
また、事前通知なしで解約できる状況として、以下のことが挙げられています。
キ．お客さまの所在が不明となったとき
出典：PayPay銀行「預金口座取引一般規定」
コ．お客さまが本規定に違反したとき
このことから、もし海外に転居している事実がわかると、強制的に解約されることがないとは言い切れません。
しかし現実的には、解約を推奨されている銀行口座を維持したまま海外に転居する方も少なくないようです。
海外転居時に口座を維持するかどうかは、最終的に自己責任のもとでご判断ください。
まとめ
以上、海外からPayPay銀行へのログインに関する、検証結果でした。
- PayPay銀行には、海外からでもログイン可能。
- アクセスする際には、ネット回線のセキュリティレベルに注意。不安な場合はセキュリティレベルを確保できるVPNの利用がおすすめ。
なお海外では、日本で普通に使えるサイトやアプリにアクセスできないケースも多々あります。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
