私は、これまで中国には60回以上出張した経験があり、駐在していた時の滞在日数も含めると1,000日以上中国に滞在した経験があります。
そんな私が中国出張する際に、必須の持ち物・サービスを紹介していきます。
この記事は、こんな人におすすめです。
- 初めて中国に出張するにあたって、準備すべきものを知りたい
- 過去の中国出張で遭遇した不便なことを解消したい
昨今の感染症の影響で、中国に渡航する条件が厳しくなっています。
- ビザの取得(商用の場合、シングルまたはダブルのみでマルチは発給停止中)
- 【日本から出国時】出発前48時間以内のPCR検査の陰性証明(日本のチェックインカウンターで証明書を提示すればOK) ⇒2023年4月29日から市販のキットによる抗原検査で陰性であればOKとなりました。 参考:市販の抗原検査キット
- 【日本への帰国時】帰国時に新型コロナワクチン3回以上の接種証明書の提示(中国のチェックインカウンターで接種アプリを提示すればOK) ⇒2023年4月29日から不要になりました。
- スマホアプリまたはWechatなどで健康追跡情報を登録し、取得したQRコードを提示(中国への入国、中国からの出国のそれぞれで登録と提示が必要)
中国出張に必須の持ち物・サービス
まず、必須の持ち物・サービスを紹介します。
日本のネットインフラが使えるWIFIルーター
中国のネット環境は、他国と異なり特殊です。
日本や他の国では普通に使えるFacebook、LINE、Twitter、Google(Gmail含む)が使えません。(中国で使えるアプリと使えないアプリの詳細はこちらをご覧ください。)
これらのサービスを使おうと思うと、ひと手間かける必要があります。
私が推奨しているのは、大きく2つです。
1つは、イモトのWIFIです。イモトのWiFiには、次のような特徴があります。
- 空港で手軽に受け取って、返却できる
- 自宅への郵送もできる
- 1,480円/日でネット規制を回避できるルーターをレンタルできる
出張頻度が多くなりそうな方には、SIMフリーWIFIルーター+SIMカードをおすすめしています。
ここに香港のSIMカードを挿すと、中国でも快適にLINEやGoogle等を使うことができます。
日本で使っているサービスを中国で使う方法は他にもあります。詳細は以下の記事をご覧ください。
また、最近では海外ローミングを追加料金なしで対応できるahamo(アハモ)の利用が便利です。
中国を含めて海外に頻繁に渡航するなら、日本の携帯キャリアをahamoに変えると格段に利便性がアップしますよ。
ホテル・新幹線・航空券はTrip.com一択
私は海外ホテルの予約にエクスペディアをよく使います。
しかし、中国でのホテル予約なら【Trip.com】で予約の一択です。
Tirp.comのメリット
- Trip.comで予約するとホテルの料金が安い(Expediaや楽天トラベルに比べると10-20%程度安い)
- 中国国内の移動のための新幹線や航空券もあわせて予約ができる
実際に私も、中国でのホテル予約はTrip.comを使っていますし、新幹線や飛行機の予約も一元的に管理しています。
新幹線の予約方法の詳細は、以下の記事に掲載しています。
▼▼Trip.comで予約してみる▼▼
中国人民元の事前入手ならネット宅配
中国では電子マネー決済が日本以上に進んでいますが、中国で電子マネーを使うには中国の銀行口座が必要になります。
また、海外のクレジットカードを使えない店も多いので、中国に出張する外国人にとっては現金は必須になります。
現金の入手方法は、いくつかありますが、現地でクレジットカードを使ってキャッシングするのが手数料込みでも最もレートよく交換できます。
しかし、現地で銀行ATMが見つからない場合に備えて、現金を事前に用意できていると安心です。
外貨両替マネーバンクのような外貨宅配サービスを使うと、空港で両替するよりも有利なレートで現金を手に入れることができます。(7万円以上の両替が必要です)
まとまった現金を有利なレートでストックしたい方にはおすすめです。
人民元の入手方法の詳細は以下の記事をご参照ください。
アリペイ・ツアーパスの登録
2019年11月から外国人向けのスマホ決済サービス「アリペイ・ツアーパス」も登場して、出張者でも気軽にスマホ決済を利用できるようになりました。
アリペイ・ツアーパスを使うと、現金の両替や支払いなどの面倒から開放されて、スマホ1つで簡単に各種支払いを済ますことができます。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
中国版UberのDiDi(滴滴出行)
多くの出張者は、街中での移動にタクシーを使うことが多いですが、中国のタクシーには大きなデメリットがあります。
それはタクシードライバーが中国語しか使えないということです。
そのため、中国語を使えないと行き先を告げるのにも一苦労です。
筆談という手もありますが、運転手が場所をわかっていないと説明しなければいけません。
その点、DiDiを使うと、スマホアプリで事前に行き先を登録するので、運転手と会話することなく目的地に到達することができます。
料金も明朗会計なので、ボッタクリのようなトラブルに遭うこともありません。(中国の都市部のタクシーではボッタクリは、まずありませんが)
DiDiの使い方の詳細は、以下の記事をご覧ください。
中国出張をさらに快適にするためのアイテム
ここからは必須ではありませんが、中国出張をさらに快適にするためのアイテムを2つ紹介します。
中国出張でおすすめのキャリーバック
これは中国出張に限った話しではないのですが、私は滞在期間が1周間を超えない限りは、手荷物を預けません。
手荷物を預けることには以下のようなデメリットを感じているからです。
- 手荷物の受け取りに時間がかかる
- 手違いで荷物が届かない可能性がある
- そもそも預ける必要のある大きな荷物にすると持ち運びが大変
そこで、機内持ち込みできる中で最大容量のキャリーバックを出張のお供として使っています。
私がサムソナイトブランドだと、以下が最新モデルです。
なんと容量が42Lと機内持ち込みできるサイズの中では最大級です。
商品説明には2-3日の滞在用と書かれていますが、私は5-6日まではこのキャリーバッグで対応しています。
ジャニック・スピナーの詳細は以下の記事をご覧ください。
プライオリティ・パス
出張をさらに快適するためにおすすめしたいのが、プライオリティ・パスです。
プライオリティ・パスを持つと、世界の空港の対象ラウンジに入って、飲食をしてくつろぐことができます。
ラウンジに無制限・無料で入れるプライオリティ・パスは、年会費$459(約56,000円)です。
しかし、このプライオリティ・パス、ちょっと高いな。。。と思われるかもしれません。
そんな方におすすめしたいのが、楽天プレミアムカードです。
年会費11,000円の楽天プレミアムカードを作ると、年会費56,000円のプレステージ会員のパスを無料で持つことができるのです。
海外のプライオリティ・パス対応の空港ラウンジだけでなく、国内空港のカードラウンジにも入れる他、海外・国内の旅行傷害保険もついているので、国内外問わず頻繁に出張をする方にぜひおすすめしたいカードです。
▼▼プライオリティ・パスが無料になるクレカ▼▼
中国では国内線・国際線ともにプライオリティ・パスを使える空港が多く、60以上の空港で使用できます。
プライオリティ・パスを使ったラウンジの体験レポートを以下の記事にまとめています。
まとめ
以上が中国出張に必須の持ち物・サービスと、より快適にするための便利アイテムの紹介でした。
必須アイテム・サービス
- ネット規制を回避するなら、初心者はイモトのWIFI、出張頻度が多くなるならモバイルルーター。
- 中国でのホテルは【Trip.com】で予約するのが安くておすすめ。料金が他サイトと比べて10-20%程度お得。
- 現金を入手するには、クレジットカードのキャッシングか、外貨両替マネーバンクのような外貨宅配サービスがおすすめ。
- ライドシェアアプリDiDiを事前に登録することで移動が快適になる。
便利アイテム
- 機内持ち込みサイズの中で最大級のサムソナイトのスピナーなら、1週間の出張でも手荷物を預けずに飛行機に搭乗できる。
- 空港ラウンジでゆったりした時間を過ごすならプライオリティ・パスがおすすめ(楽天プレミアムカードなら無料でプライオリティ・パスを入手可能)
一般の海外出張におけるおすすめはこちら