海外出張を快適に過ごすためには、キャリーバッグやアメニティ、WIFIルーター、電源プラグなどの便利グッズや、ホテル予約、配車サービスなどの便利サービスが不可欠です。
この記事では、海外出張を100回以上経験してきた私が、実際に使ってみておすすめしたい6つの便利グッズと5つのサービスを紹介していきます。
海外出張で必須の持ち物
スーツケース:機内持ち込みサイズの中で最大級のサムソナイトのスピナーなど40L程度のものがおすすめ
WIFI:初心者ならイモトのWIFI、頻度が多くなるならモバイルルーター
延長コード+変換プラグ:こちらの一式セットがおすすめ
外貨両替:クレジットカードのキャッシングか、外貨両替マネーバンクのような外貨宅配サービスがおすすめ
海外出張で利用したいサービス
ホテル:エクスペディアか中国なら【Trip.com】で予約がおすすめ。
配車アプリ:出張国に合わせてUBER、Grab、DIDIを利用
飛行機:日系エアラインがおすすめ(特に欧米出張なら)
空港:早めに着いて準備(できれば、ラウンジでシャワー+食事をしたい)、ラウンジを使いたいならプライオリティ・パスがおすすめ(楽天プレミアムカードなら無料でプライオリティ・パスを入手可能)
VPN:海外からではアクセスできないSNSやサイトを見るときに便利(海外から日本サイトを見るためのVPN)
海外出張で便利なグッズ6つ
海外出張でおすすめしたい持ち物は以下の6点です。
海外出張で持っていくと便利なグッズ
- 機内持ち込みできる中で最大容量のキャリーバッグ
- キャリーバッグの中身を仕分けるグッズ
- 機内を快適に過ごすためのアメニティ
- 海外でも携帯が使えるようにWIFIルーター&SIM
- 世界対応できる充電用の延長コード+変換プラグ
- 現地の通貨
詳細を解説していきます。
機内持ち込みできる中で最大容量のキャリーバッグ
手荷物は、なるべく預けずに機内に持ち込むことをおすすめします。
なぜなら、手荷物を預ると以下のようなデメリットがあるからです。
- 手荷物の受け取りに時間がかかる
- 手違いで荷物が届かない可能性がある
- そもそも預ける必要のある大きな荷物にすると持ち運びが大変
こうしたデメリットを目的で、機内持ち込みできる中で最大のキャリーバッグを選べば、「大は小を兼ねる」ということで、とても便利です。
おすすめなのは、有名ブランド「サムソナイト」のキャリーバッグです。
容量が40L程度あれば、2-3日から最大で5-6日まで対応できます。
実際に使っているサムソナイトのキャリーバッグ(※現在このモデルは販売してません)
サムソナイトのキャリーバッグに、スリーウェイビジネスバッグを組み合わせるのもおすすめです。
私の場合、ビジネスバッグに仕事の道具を入れて、衣類やアメニティのような宿泊に必要なものをキャリーバッグに入れるようにしています。
キャリーバッグの中身を仕分けるグッズ
キュリーバッグだけだと、中身の仕分けが難しいので、仕分けができるグッズを持っていくことをおすすめします。
ここでは、ビジネスパーソンが持っていくのに便利なグッズの事例を3つ紹介します。
衣類袋+トラベルポーチ
キャリーバッグには仕切りがないので、仕切りの代わりにもなるトラベルポーチは便利です。
以下のように、複数点セットになっているものだと使い勝手もよいです。
Yシャツケース
出張時にYシャツやネクタイを着用される方には、このようなYシャツケースがおすすめです。
トラベルオーガナイザー
出張頻度が増えると、外貨の管理も必要になってきます。
トラベルオーガナイザーであれば、外貨やパスポート、予備のクレジットカードやホテルの会員カード、予備の出入国書類などを収納するのに便利です。
機内を快適に過ごすためのアメニティ
機内を快適に過ごすためには、アメニティも大事です。
機内食を食べたあとに歯磨きをすると爽快な気分になれるので、歯ブラシは常備しておきたいところです。
トラベル用のものをカバンに1つ忍ばせておくのがよいでしょう。
まわりが明るいと眠りにくいという方は、アイマスクもおすすめです。
口唇が乾きやすい人なら、リップクリームも必須でしょう。
ニールズヤード・レメディーズのように、少し上質のリップクリームを使うと、乾燥しがちな機内でも快適です。
海外でも携帯が使えるようにWIFIルーター&SIM
海外だと携帯電話の電波が入らないので、WIFIルーターを用意しましょう。
イモトのWIFIのようなレンタルWIFIであれば、以下のようなメリットがあります。
- 空港で手軽に受け取って、返却できる
- 自宅への郵送もできる
- 680円~1,580円/日でレンタルできる
出張頻度が多くなりそうな方には、SIMフリーWIFIルーター+SIMカードをおすすめしています。
SIMカードは、たとえば東南アジア圏だと以下のようなものがあります。
もし日本でSIMフリーの携帯を使っているなら、携帯のSIMカードを差し替えて使うこともできます。
たとえば、東南アジア向けだと以下のようなSIMカードです。
なお、中国に行く方で、現地でLineやFacebookを使いたいという方は、以下の記事もご覧ください。
また、最近では海外ローミングを追加料金なしで対応できるahamo(アハモ)の利用が便利です。
中国を含めて海外に頻繁に渡航するなら、日本の携帯キャリアをahamoに変えると格段に利便性がアップしますよ。
世界対応できる充電用の延長コード+変換プラグ
海外のホテルの中には、デスクやベッド脇のコンセントでは数が足りないケースも少なくありません。
また、すぐ近くにコンセントの口がない場合もあります。
そんなときに役立つのが延長コードです。
以下の商品なら主要な世界のプラグ形状に対応できるので、出張先のホテルでも大変便利です。
延長コードは国内出張でもそのまま使うことができるので、PCやスマホの充電に大変便利です。
なお、海外の電圧やコンセント形状については、以下の記事に詳細をまとめています。
現地の通貨:両替ならキャッシングか宅配
海外でもクレジットカード決済できる店は多くなってはいますが、タクシーや飲食店などで、現金が必要となるケースもあります。
だからといって、空港で外貨両替すると高い手数料をとられてしまいます。
有利なレートで現金を手に入れたいなら、クレジットカードを使って銀行ATMでキャッシング(一時的な借金)をするのがよいでしょう。
金利を加味しても、両替所よりはお得なレートで現金を調達することができます。
一方で、クレジットカードの限度額が気になる方や、日本で事前に現金を準備しておきたい方は、外貨宅配サービスを使ってもよいでしょう。
たとえば、外貨両替マネーバンクなら、空港での両替よりもお得な交換レートで現金を入手することができます。
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海外出張で便利なサービス5つ
海外出張でおすすめしたい5つのサービスです。
海外出張でおすすめしたいサービス
- ホテルの予約はExpedia(中国ならTrip.com)
- 配車アプリ(UBER、DIDI、Grabなど)
- 日系エアライン(トラブルが不安な人向け)
- プライオリティパス(ちょっとした贅沢を味わいたい人向け)
- VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)
詳細を解説していきます。
ホテルの予約はExpedia(中国ならTrip.com)
ホテルの予約はエクスペディアがおすすめです。
エクスペディアのメリットは、豊富な選択肢からホテルを選べることです。
以前は楽天トラベルを利用していたこともありましたが、選択肢の豊富さ、アプリでの管理のしやすさから、エクスペディアの方がはるかに便利です。(楽天トラベルのアプリでは、海外ホテルの管理はできません)
ただし、中国でのホテルなら【Trip.com】で予約するのがおすすめです。
中国に限っては、Trip.comの方が選択肢が豊富で安く、かつ中国の地図との連携の正確だからです。
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最近だとAir BnBという選択肢もあります。
特にホテルの値段が高い地域や、アメリカ以外でも展示会のタイミングと重なり値段が高騰している地域に行くときは、Air BnBが重宝します。
配車アプリ(UBER、DIDI、Grabなど)
海外でのタクシー移動で不安になるのが、言葉が通じなかったり、ボッタクリに合ったりすることです。
しかし、配車アプリを使えば、こうした不安に悩むこともありません。
UBERを始めとした配車アプリを事前にダウンロードして、会員登録とクレジットカードの登録を済ませておけば現地で困ることもないでしょう。
アメリカ、欧州、中東、韓国 ⇒ UBER
中国 ⇒ DIDI
シンガポールを始めとした東南アジア各国 ⇒ Grab
基本的な操作方法はどのアプリも同じです。以下の記事を参考にしてもらえれば、おおよその使い方はわかってもらえると思います。
日系エアライン(トラブルが不安な人向け)
飛行機の遅延などのトラブルが失敗な方は、日本のエアラインをおすすめします。
つまり、JALかANAです。
日系のエアラインはトラブル時のリカバリー対応が素晴らしいからです。
以下のツイートのとおりです。
海外出張の際は日系エアライン(JALかANA)を推奨しています
なぜなら、飛行機が遅れて乗り継ぎできないなどトラブルが起きた時のリカバーが素晴らしいから
たしかに航空券は高めかもしれないけど、大事な商談をキャンセルしてしまうことを考えたら保険として払っておいてもよい値段だと思っている
— セーシン (@n_spirit2004) January 11, 2019
対応がよかった例として、2つの体験を紹介します。
1.他社の飛行機の遅れでサンフランシスコで東京行きの便に乗り継ぎできなかった
サンフランシスコ到着後に電話、翌日のチケットをすぐに手配してくれました。
2.台風による遅れで成田でロサンゼルス行きの便に乗り継ぎできなかった
成田到着後に受付カウンターに、羽田⇒ロサンゼルスの便に振り替えてくれて、成田⇒羽田間の交通費も支給してくれた。結果、ロサンゼルス到着は数時間の遅れで済み、大事な商談も時間を数時間ずらすだけで完了することができました。
どちらもANAでしたが、電話対応や窓口対応では多少の待ち時間はあったものの、対応は完璧でした。
海外出張する方は出張中や出張前後の日程に余裕がないことも多いので、飛行機のトラブルで予定がキャンセルになってしまうという事態はできる限り避けたいものです。
その点、トラブル時にリカバーできる対応力をもつ日系エアラインはおすすめです。
おそらくユナイテッドやデルタなどでは、このような柔軟な対応にはならなかったでしょう(ユナイテッドは上記サンフランシスコの乗り継ぎ遅れの原因になった航空会社でしたが、ひどい対応でした)。
また、英語ができない人だと、日系エアラインはなおさら安心できます。
頻度が見込めるなら、どちらかのエアラインを固め打ちで利用して、マイレージの上級会員を目指してもよいでしょう。
上級会員になると、専用カウンターや専用レーン、ラウンジを利用できるようになります。
プライオリティパス(ちょっとした贅沢を味わいたい人向け)
プライオリティ・パスを持つと、世界の国際空港にある指定ラウンジを利用できるようになります。
プライオリティ・パスは、会員ステータスごとに以下の会費と利用料が必要です。
スタンダード会員 | 年会費US$99、1回あたりUS$35でラウンジ利用可能 |
スタンダードプラス会員 | 年会費US$329、10回無料、11回目以降は1回あたりUS$35でラウンジ利用可能 |
プレステージ会員 | 年会費US$469、無料でラウンジ利用可能 |
いくら便利とはいっても、ちょっと高いな。。。と思われるかもしれません。
しかし、年会費11,000円の楽天プレミアムカードを作ると、年会費56,000円のプレステージ会員のパスを無料で持てるのです。
プライオリティ・パスと楽天プレミアムカードを組み合わせることで、海外の空港ラウンジだけでなく、国内空港のカードラウンジにも入れるようになります。
また、海外・国内の旅行傷害保険もついているので、国内外問わず頻繁に出張をする方にぜひおすすめしたいカードです。
▼▼プライオリティ・パスが無料になるクレカ▼▼
プライオリティ・パスを使ったラウンジの体験レポートを以下の記事にまとめています。
VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)
海外出張の頻度が多い人や、滞在期間の長い人には、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)もおすすめです。
VPNとは、仮想専用回線のことで、中国などのネット検閲がある国からSNSやメールにアクセスするときや、日本でしか使えないサービスにアクセスするときに活躍します。
たとえば、中国ではGoogleやLine、Twitterなどは使えませんし、Yahoo! Japanは欧州から利用できません。
U-NEXTやAmazon Prime、Abemaなどは、日本で契約していたとしても日本以外の国からは視聴できません。
しかし、VPNを使えば、こうした制限をすべて解除して、世界中のどこにいても日本のサービスを使えるようになるのです。
私も10年以上、VPNを愛用しています。
詳しくは「海外からアクセスできないサイト・できるサイト一覧 」をご覧ください。
まとめ
以上が通算100回以上の海外出張をこなしてきた私の準備のポイントです。
まだ海外出張に慣れていない方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
海外出張で必須の持ち物
スーツケース:機内持ち込みサイズの中で最大級のサムソナイトのスピナーなど40L程度のものがおすすめ
WIFI:初心者ならイモトのWIFI、頻度が多くなるならモバイルルーター
延長コード+変換プラグ:こちらの一式セットがおすすめ
外貨両替:クレジットカードのキャッシングか、外貨両替マネーバンクのような外貨宅配サービスがおすすめ
海外出張で利用したいサービス
ホテル:エクスペディアか中国なら【Trip.com】で予約がおすすめ。
配車アプリ:出張国に合わせてUBER、Grab、DIDIを利用
飛行機:日系エアラインがおすすめ(特に欧米出張なら)
空港:早めに着いて準備(できれば、ラウンジでシャワー+食事をしたい)、ラウンジを使いたいならプライオリティ・パスがおすすめ(楽天プレミアムカードなら無料でプライオリティ・パスを入手可能)
VPN:海外からではアクセスできないSNSやサイトを見るときに便利(海外から日本サイトを見るためのVPN)